グローバル事業
福岡スタートアップSingapore Challengeプログラム運営支援 業務委託
クライアント
ジェトロ福岡 様

プロジェクト概要
ジェトロ福岡、福岡市、福岡地域戦略推進協議会(Fukuoka D.C.)が共催する、スタートアップ企業の東南アジア進出を総合バックアップするプログラムにて、海外展開や海外VCからの資金調達、海外での事業化検証等のマッチング支援などの運営業務を受託。
株式会社Zero-Ten Parkは、施設運営のプロとして培った経験やノウハウを駆使して、施設運営受託、不動産利活用、ベンチャー企業への投資・育成サポート、コンサルティングなど、あらゆるビジネスにおいて総合的なバックアップを行っています。
ビシネス空間の活用を通し、あらゆる業界・業種を超えて、才能あふれる人や企業同士をつなぎ、成長を支援するプロジェクトがさまざま。
今回は、福岡のスタートアップや事業会社の海外展開支援を目的とした「福岡スタートアップSingapore Challengeプログラムの運営支援業務」の運営を担当した海外事業部の坂口さんへ、本プロジェクトの全貌についてインタビューしました。
——— プロジェクト全体の概要を教えてください。
福岡地域のスタートアップ・事業会社、及び同地域に今後拠点設立を検討しているスタートアップの海外展開支援を目的とした「福岡スタートアップSingapore Challengeプログラムの運営支援業務」を受託したものです。(ジェトロ福岡、福岡市、福岡地域戦略推進協議会(Fukuoka D.C.)の共催プログラム)

■「福岡スタートアップSingapore Challengeプログラム」とは~
ジェトロ福岡、福岡市、福岡地域戦略推進協議会(Fukuoka D.C.)が共同で主催し、Zero-Ten Parkが運営支援を担当したプログラムです。
福岡地域のスタートアップ向けに、海外展開のサポートや海外VCからの資金調達、海外での事業化検証等のマッチング支援を行うほか、事業会社向けには、海外スタートアップとの協業連携や投資先候補の探索支援も実施。また、参加企業の「SWITCH 2024」への出展をサポートするなど、各企業の目的や事業フェーズに応じた、実践的な支援を提供しました。
■「SWITCH 2024」とは~
2024年10月28日〜30日にシンガポール・マリーナベイサンズ(Sands Expo & Convention Centre)で開催された、東南アジア最大級のイノベーションカンファレンスです。
リーダー、起業家、クリエイター、アクセラレーター、投資家が世界中から集結し、グローバルとアジアのイノベーションエコシステムをつなぐ場として注目されています。
2024年開催時には、世界各国からスタートアップが参加し、来場者数は過去最多となる約20,000名に達するなど、国際的にも高い注目を集めるイベントです。
≪実施場所≫
国内プログラム:福岡市内およびオンライン
海外プログラム:シンガポール(SWITCH 2024会場:Sands Expo & Convention Centre、PRイベント会場:IPPUDO Clarke Quay店)
——— Zero-Ten Parkとしての業務内容はどんなものでしたか?
当社は本プログラム全体の運営を担当しました。
まず、参加企業に対して事前にヒアリングを行い、本プログラムでのゴール設定やマッチングに必要なニーズの確認を行いました。その後、東南アジアの商習慣、現地への市場拡大、資金調達へのアプローチに必要なマインドセットをインプットする研修を全3回実施しました。また、「SWITCH 2024」での出展や個別の商談に向けて、各社の課題やニーズに合わせて壁打ちやアドバイスを得る機会として、専門家によるメンタリングを実施。並行して、海外展開に向けたマッチングの支援も行いました。

さらにシンガポールでは、「SWITCH 2024」への出展サポートや、福岡のスタートアップエコシステムを広く発信するためのイベントを企画・実施。シンガポールにおけるビジネスチャンスを最大化しました。帰国後には報告会を企画・運営し、フォローアップヒアリングを通じて、参加企業の皆様が得た成果や、今後の成長に向けてさらなる支援を行いました。また、プログラムの運営の他、このプログラムの広報にも力を入れました。
本プログラムでは、シンガポールに拠点を持つJSIP Pte. Ltd.と連携して業務を進めました。現地事情に精通したJSIPのネットワークや専門知識を活用することで、参加企業に対してより実践的かつ効果的なマッチング機会を提供することができました。また、現地市場への理解を深めるサポートや、PRイベントに向けた準備・調整も円滑に進めることができ、プログラム全体の質向上に繋げることができました。
——— このプロジェクトは、どのようなきっかけから始まったのでしょうか?
この業務は入札で決まりました。
Zero-Ten Parkの日系企業の海外進出支援業務経験や、交流イベント開催運営実績の他、Fukuoka Growth Next(FGN)やGlobal Business Support(GBS)でのスタートアップ支援業務実績や、福岡スタートアップエコシステムのPR実績をアピールしました。

さらに、シンガポール在住スタッフやシンガポールでの勤務経験があるスタッフ、そして連携先であるJSIPを含む、豊富な海外バックグラウンドを持つスタッフによる「福岡市とシンガポールの両方でサポートできる運営体制」が構築できる点もアピールし、受託へとつながりました。
——— 本プロジェクトを遂行するにあたって、どのような課題がありましたか?またZero-Ten Parkは、その課題解決にどのように寄与したでしょうか。
プログラムの実施スケジュールがかなりタイトであったことから、「SWITCH 2024」出展前の各事前プログラム(ヒアリング、研修、トレーニング、マッチング)を短期間に並行して進める必要がありました。
そのため、円滑に進めるための準備として、「企業紹介ペライチ」、及び各企業の情報を一か所にまとめて状況が一覧で把握できるようにするための「企業カルテ」を作成しました。
「企業紹介ペライチ」は、マッチングを進める上でマッチング候補へ企業を紹介する際に活用し、また、「SWITCH 2024」出展時にも、企業担当者が不在の際の企業紹介ツールとしても活用しました。「企業カルテ」は、運営側の資料として、企業概要からゴール設定、マッチング希望の詳細など、各企業の情報を集約し、各プログラムを進める上で重要な情報源となりました。
——— このプロジェクトの醍醐味は何かありましたか?
事前のヒアリングやマッチングなどの段階から参加企業のサービスや課題を丁寧に理解し、現地ではチーム一丸となって各社のビジネス展開を全力でサポートしました。
その結果、参加企業と現地企業との間で協業の話に発展するケースも生まれ、イベントを超えて実際のビジネスに繋がった瞬間に立ち会えたことは、この上ないやりがいでした。
もちろん、各社の優れたサービスやチャレンジ精神があってこその成果ですが、私自身もその一端を担い、「現場で何かが動き出す場面」に立ち会えたことは、何ものにも代えがたい経験となりました。

海外事業部
坂口 雅美
長崎県出身。
高校時代に休学してオーストラリアへ交換留学。国内では飲食・製造業にて物流・貿易業務に従事した後、シンガポールに約10年在住。現地の日系建設会社および外食チェーンで、営業、人事、プロジェクトマネジメント、管理部門の統括など幅広く携わる。
帰国後は外国人向け不動産管理支援を経て、2024年にZero-Ten Parkへ入社。福岡市「グローバルビジネスサポート」の立ち上げに参画し、外国人起業家支援や地場企業の海外展開・アクセラレーションを担当。
趣味はヨガ、旅行、カフェとカレー屋めぐり。